チャイルドトレーラーとは、自転車で引っぱって子どもを運ぶベビーカーのようなものです。
海外では一般的な乗りもので、日本でも少しずつ使っている人が増えてきました。
わたしは都内で双子を育てており、5年ほどチャイルドトレーラーを使っています。実際に使う際に注意したいことをまとめました。
- チャイルドトレーラーは安全に使えるのか
- チャイルドトレーラーをけん引するときに気を付けること
チャイルドトレーラーの注意点4つ
チャイルドトレーラーを自転車で引いて走行するときには、気をつけるべことが4つあります。
- 自転車ではなく軽車両として走行すること
- 内輪差があること
- ヘルメットを装着させること
- 他者からの視認性に配慮すること
チャイルドトレーラーは正しく使えば安全性が高く、親も子どももとても快適ですよ!
注意点1:軽車両として走行すること
チャイルドトレーラーをけん引する自転車は、道路交通法上「自転車」ではなく「自転車以外の軽車両」になります。具体的には、リヤカー・馬車・牛車・人力車などがこの「自転車以外の軽車両」に含まれます。
このため、チャイルドトレーラーは「自転車を除く」との補助標識がある一方通行道路を通ることができません。
また、自転車は基本的に歩道の走行はNGですが、自転車の走行が許可されている歩道があります。この自転車通行可の標識の場所ではチャイルドトレーラーは走行できません。
「チャイルドトレーラーは歩道を走行できないから、歩道を走れる自転車とは違う」という誤解を聞くことがあります。
ですが「歩道を走行できない」「二段階右折をしなければならない」などは自転車にも適用されるルールです。チャイルドトレーラーをけん引する自転車に限ったことではありません。
注意点2:内輪差
チャイルドトレーラーをけん引する自転車には内輪差が生じます。トレーラーの後輪が2輪になっているので、「自転車の車輪2つ+トレーラーの車輪2つ」の4輪になるからです。
自転車よりも横幅があるため、カーブを鋭角に曲がろうとすると歩道の段差に乗り上げたりしてしまいます。
このためカーブでは自転車よりも少しだけ大回りする必要があります。
わたしも最初は違和感がありましたが、すぐに慣れますよ。
注意点3:子どもたちにはヘルメット装着を
チャイルドトレーラーに乗せる子どもにはヘルメットを装着する必要があります。
チャイルドトレーラーは自転車が転倒しても自立する構造なので、子どもがけがをする可能性は通常の子乗せ自転車よりも圧倒的に低いでしょう。しかしたとえ安全に十分注意して走行していても、事故に巻き込まれる可能性はゼロとはいえません。
ヘルメットを装着させずに乗せている人もいるようですが…各メーカーの取扱説明書にもヘルメットを装着させるよう注意書きがあります。
事故など衝撃が加わっても被害を軽減できるよう、必ず子どもたちにヘルメットを装着しましょう。
注意点4:他者からの視認性に配慮する
チャイルドトレーラーはとにかく目立つようにするべきです。
チャイルドトレーラーはまだまだ認知されていません。自動車を運転している側からすれば「自転車のうしろにもう一台トレーラーがつながっている」なんて予測をしている人は多くありません。少しでも目立たせて注意を促す必要があります。
たいていはチャイルドトレーラー自体にフラッグや大きな反射板が付属しているので最大限活用しましょう。
また、不足している部分には反射板や反射シールを追加してもよいと思います。
チャイルドトレーラーの注意点まとめ
チャイルドトレーラーを使うときは4つのことに注意して乗りましょう。
チャイルドトレーラーは正しく使えば安全性が高く、親にとっても子どもにとっても快適な乗りものです。
みなさんも、楽しいチャイルドトレーラーライフを送ってくださいね!