チャイルドトレーラーに関するよくある疑問とその回答集です。
使い方に関すること
自転車でけん引できるのは1歳からだいたい小学校入学までです。
積載重量が45kgまで、二人乗りなら一人あたり22kgまでとしている機種がほとんどです。廉価版の一部機種(インステップやシュウィンのもの)では36kgまでなどの場合もありますので確認が必要です。
乳児用スリングを使用すれば、手押しのベビーカーモードなら0歳から使用できます。
2人乗り用が基本です。
メーカー・機種によっては1人乗り用を別で作っていたり、ポルタスやワイクなどのメーカーでは1人乗り・2人乗り兼用タイプもあります。
チャイルドトレーラーの車体重量が10kg前後+子ども含む積載重量が45kgまでですのでかなり重くなります。
上り坂は少々の傾斜なら自力でも耐えられるかもしれませんが、eバイクなどの電動自転車を使ったほうがいいでしょう。
下り坂は制動距離がのびます。徐行してくだるといいでしょう。ブレーキの減りが通常より早くなりますので定期的なメンテナンスをしましょう。
チャイルドトレーラーについて明記している法律はありません。
道路交通法上は「自転車」ではなく「軽車両」の扱いになります。軽車両としてのルールを守れば公道を走っても問題ありません。
歩道は走行できません。
自転車が歩道を走行するのは違法です。これは3人乗り子ども乗せ自転車も同じです。
ただし、自転車の歩道走行を許可する標識がある場所があります。
この標識の場所は「自転車」は走行できますが、「軽車両」であるチャイルドトレーラーは走行できません。
車道走行するうえで危険を避けるには2点が重要です。
- 走行する道を選ぶ
- ほかの車からの視認性を高める
狭くて交通量が多い道路は避けましょう。それ以外の道路は安全に走行できます。
ほかの車からの視認性を高めるため、チャイルドトレーラーを購入すると付属しているフラッグやランプは活用しましょう。不安がある場合はバックミラー・ブレーキランプ・反射板などの追加をおすすめします。
車との接触事故なら、チャイルドトレーラーは「重心が低い」「頑丈なフレームが子どもを囲んでいる」という点で一般的な子乗せ自転車よりもケガの可能性が低いと思われます。
各チャイルドトレーラーメーカーの取扱説明には「乗車する子どもにはヘルメット装着すること」と書かれています。
転倒するリスクは限りなくゼロに近いですが、揺れによって子どもの頭どうしがぶつかることもあります。
最悪、車が突進してくる可能性もありますので装着しましょう。
ほとんどのチャイルドトレーラーは専用のレインカバーが付属しています。
ただし、トレーラー全体にかぶせるようなものではなく、前面のメッシュ部分を覆うだけのタイプが多いです。
そのため、トレーラー本体の生地の防水性を考える必要があります。
廉価版モデルは生地の防水性が弱いものが多いです。
通園の5~10分であればあまり問題になりませんが、多少の浸水はあります。
A型の双子ベビーカーを置ける程度のスペースがあれば保管できます。詳細は各商品の折りたたみ寸法をご参照ください。
ただし一部の廉価版モデルには、横幅が大きく展開したままエレベーターに乗り込めないものもあります。
この場合は一度子どもをおろし、たたんでからエレベーターに乗るなどの工夫が必要です。
車体重量が10kg近いものもあり、エレベーターのない2階建て以上の建物に持ち込むのは厳しいでしょう。
購入に関すること
バーレーは実店舗もありますが、ほとんどはインターネット経由で購入となります。
バーレー取扱店舗一覧
コストコでは2012~2013年頃に販売されていたようです。現在はありません。
少ないですが中古品の出品もあるようです。
ただ、子どもの安全に直結するものであることを考えると、誰がどんなふうに使ったかわからない中古品はあまりお勧めできません。
どうしてもという場合は、以下の点に注意して購入しましょう。
- メーカー・仕様が明確か
- 安全規格を満たしているものか
- 自分の使い方や環境に合ったものか
- 使用年数や保管場所はどうだったか
こちらの記事で、新品で3~4万円で購入できるチャイルドトレーラーを紹介しています。すべてASTM、ENなどの安全規格に合格しています。
- 目立つ
- 収納・保管場所の問題
- 狭くて交通量が多い道は怖い
これらがデメリットです。詳細は以下の記事もどうぞ。
バーレー(Burley)、スーリー(Thule)がチャイルドトレーラーの2大メーカーと呼ばれています。
ほかにはアレンスポーツ(Allen Sports)、ワイク(WIKE)、シュウィン(Schwinn)、インステップ(InStep)などからも販売しています。
日本発ではポルタスというメーカーがあります。